早わかり!jcss校正入門ガイド

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jcss校正を行って国際的な信頼を得る

 私たちの身の周りには、世界中で決められた長さや重さの基準があり、それに則って製品が作ることが求められます。
もし、その基準が曖昧だと、その製品が一定の場所でしか使用できなかったり、部品ごとの基準がバラバラで上手くはまらなかったりするため大変不便です。
ネットを通して気軽に国際的な売買の取引ができる時代になったからこそ、万国共通の基準に合わせて製品を作り出し、世に送り出す必要があります。
水質調査や農作物の農薬検査などのニュースで、「ある国の基準では違反になるが、別の国では基準範囲内である」などと耳にすることがよくあります。
特に、日本は環境における基準を厳しく儲けている傾向があるため、国際的にも信頼されている部分が大きいと思われます。
このように、基準にも様々な種類があり、どの基準に則っているかが大切なところと言えます。

 国際的な基準の中で最も流通しているのが、jcssと呼ばれる基準です。
jcssとは正確に言うと、「計量法関連法規及びISO/IEC17025 の要求事項に基づいて校正を実施する技術能力を校正事業者が持っていることを審査し登録する制度」を指しており、これに則った校正のことを「jcss校正」と呼びます。
jcss校正の登録事業者は、校正証明書を発行することができ、この証明書があることで国際的に決められた単位や法則で製品が作られていることが証明できます。
従来からある一般的な校正とjcss校正とでは、数値の不確かさの明記やトレーサビリティの体勢が異なることが特徴です。
数値の不確かさとは値のばらつきを示しており、測定値にどれくらいの幅の誤差があるのかということを示しています。
それらをすべて示すのがjcss校正であり、それがあることで精密さや正確さを正しく判断することができます。

 jcssの中でも、国際的にも通用する公式文書などの証明書を発行できるのが、「国際MRA 対応認定事業者」と呼ばれる機関です。
これは、jcss登録事業者の中でも有数の決められた事業者しか登録できないため、MRAが発行する証明書は大変貴重で信頼できるものと言えます。
そして、「この製品やサービスが基準を満たしており信頼できるものだと、国に代わって証明している」とも言えるため、MRAの登録事業者を取得するには厳しい審査に合格することが求められます。
日本の製品やサービスは大変質が良く、海外からも信頼されているため、「国際的な基準を満たしていることは大前提である」と言っても過言ではありません。
日本の技術を海外でも高く評価してもらうためにも、国際的な証明書を手に入れ、自信を持って海外に事業を進出させることが大切です。

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